木村光邦先生のCOVID-19 pandemic初期における急性心筋梗塞患者の重症度、予後に関する臨床研究がCirculation Reports誌に掲載されました
当科の大学院生 木村光邦先生、的場哲哉診療准教授らの、日本でのCOVID-19 pandemic初期における急性心筋梗塞患者の重症度、予後に関する臨床研究がCirculation Reports誌に掲載されました。本研究は日本循環器学会JROAD-DPCデータベースを用いて707施設、84786名の急性心筋梗塞患者をCOVID-19 流行前発症(2019年4月から2020年3月)群とCOVID-19 流行期発症(2020年4月から2021年3月)群に分類し重症度と予後を比較しました。結果として流行期では有意に重症急性心筋梗塞患者が増えており、急性心筋梗塞患者全体の30日死亡率も有意に増悪していることを示しました。また、さらなる解析でCOVID-19 pandemicにおいては、コロナウイルス自体が直接的に急性心筋梗塞の重症度と予後を増悪させている効果と、受診控えや搬送遅れなどによって間接的に増悪させている可能性も示唆しており、本論文が今後COVID-19 pandemicが再度起きた際の循環器救急診療の参考となることが期待されます。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/circrep/6/6/6_CR-24-0011/_article/