診療グループ

心臓リハビリテーション

心臓リハビリテーション

九州大学病院では、2007年より心臓リハビリテーション施設認定(I)を取得し、心理学療法士2-3名、看護師2-3名、医師4名、検査技師および栄養士の連携により、多職種による包括的な心臓リハビリテーションを行っています。

特に、重症心不全の方、術後の方の早期離床・治療のための心臓リハビリテーションは、病棟ベッドサイドにて施行し、段階的に集団リハビリテーションを行っています。

病棟スタッフとリハビリスタッフが毎日カンファレンスを行い、お一人お一人に適切な心臓リハビリテーションプログラムを実施しています。 いわゆるリハビリテーションに連想されがちな筋力増強や歩行訓練などに留まらず、エビデンスに基づいた適切な運動処方のもと、心筋梗塞の再発予防・狭心症症状の改善・心不全症状の改善ならびにQOL改善を目指して活動を行っています。また、定期的に筋力測定や運動耐容能測定をすることで、状態に応じて運動処方の見直しも行っています。

2010年12月に、心臓リハビリテーション室を増設し、さまざまな負荷に応じたエルゴメーター、最新の筋力トレーニングマシン、ゲーム機や卓球なども取り入れた多様な運動を通して、治療に取り入れています。シャワー室、更衣室も完備し、入院、外来を問わず実施が可能です。平日は毎日11時および15時30分より1時間程度のプログラムで実施していますが、定期的な参加が困難な方に対しては運動処方のみの指導も可能です。

2015年4月より九州では2施設目となる心臓リハビリテーション指導士研修施設に認定され、全国からの研修生の受け入れも開始することになりました。今後も心臓リハビリテーションの普及にますます大きな役割を果たしていきたいと考えています。

肥後太基・井手友美