DCA (directional coronary atherectomy)ワークショップの開催
2018年10月5日、草津ハートセンターの許永勝先生を試験監督者としてお招きし、DCA (directional coronary atherectomy)ワークショップを開催しました。
DCAは方向性冠動脈粥腫切除術と呼ばれ、特殊なカッターが先端についたカテーテルを用いて血管内の動脈硬化を直接削り取る治療法です。2008年にDCAカテーテルは製造中止となりましたが、2016年に本邦のニプロ社から改良型が発売されています。使用にあたっては試験監督者による合格が必要ですが、今回の合格により、今後は九州大学病院でも随時使用可能となりました。薬剤溶出性冠動脈ステントが冠動脈インターベンションの多くで使用されていますが、DCAの使用によってステントを使用しない治療戦略の幅が広がります。
最後に許先生より、DCAの歴史・適正使用などについてご講演頂き、より一層理解を深めることが出来ました。
DCAを用いた冠動脈インターベンションのご相談は冠動脈疾患専門外来へお願いします。